住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金とは?メリット・デメリットも紹介

SBI証券の口座を持っていると、よく広告とかに上がるのが、住信SBIネット銀行だと思います。住信SBIネット銀行にはSBIハイブリット預金という口座を作成することができます。これは、「SBI 証券における株式等の現物取引の買付代金や、信用取引における委託保証金に充当できる銀行預金(円普通預金)」です。解説していきます。

SBIハイブリット預金とは

SBIハイブリッド預金口座を持っていないとき

SBIハイブリッド預金口座を持っていないとき、すなわちSBI住信ネット銀行の普通の口座(=代表口座)だけを持っているときは、SBI証券の口座と、この代表口座は完全に独立しています。どちらの預金残高がどちらかに影響を与えることはなく、お金のやりとりが必要な時は単純に振込作業が必要です。

SBIハイブリッド預金の口座を持っているとき

ハイブリッド預金口座を持っていると、どうなるでしょうか?私の最初のイメージは仲介が簡単になるイメージでした。まぁこのイメージはあってもいるし、違うとも言えます。SBIハイブリッド預金口座はSBI証券向けの円の現金残高を管理する口座と考えるのが一番いいです。普通は付かない証券口座内の現金残高に金利をつけることができるのが最大にメリットです。一方、普通の口座みたいに他の口座とのやりとりができない点など、普通の口座とは呼べない点がいくつかあるためですね。また、全ての現金残高を扱うわけではないのです。これが後々述べるデメリットにつながります。

メリット・デメリット

他のサイトにもメリット・デメリットは載っていると思いますので、参照していただけたらと思いますが、ここでは実際に使ってみて思ったメリット・デメリットを紹介します。

住信SBIネット銀行のページが使いやすい

これはハイブリッド口座に限ったことではなかったのですが、非常にサービスが使いやすい印象でした。いわゆる細かい定義は置いておくと、UI/UXがいいってやつです。ハイブリッド預金口座周りこそ初めはよくわかりませんでしたが、それ以外に関しては使いやすい印象です。家賃等の支払いで、定期的に自動振込をしてほしいと思っていたのですが、こちらも簡単に設定することができました。(意外と定期的に自動振込してくれるネット銀行って少ないのです・・・。)

普通は付かない証券口座の現金残高に金利がつく

これが最大のメリットでしょうか。ハイブリッド口座を開くと金利が上がるという言葉をよく目にしますが、こんなことよりも、証券口座の現金残高に金利がつくというのが最大のメリットだと私は考えます。金利が高いネット銀行はもっとあります。。。

スイングトレードしていると、買い時でないときは現金が結構余ると思います。この余っている現金に金利をつけられるので、すごくお得ですね。SBI証券に現金残高として持っておくよりも、金利がつくのであれば非常にありがたいです。

ネット銀行なのに、普通の口座の金利が低すぎる

騙されやすい?点なのですが、ハイブリッド預金口座を作っても、代表口座の金利は変わりません。あくまでも、金利が高いのはハイブリッド預金口座です。ハイブリッド預金口座は直接外とのやりとりができないので、一度代表口座に移して出金する必要があり、作業としてはそれほど難しくなく時間もとりませんが、めんどくさいですね。。。SBI証券口座を持っておらず株の売買をしていない人は違うもっと金利が高いネット銀行がおすすめです。

MoneyForwardMeで今までの株式売買の利益を一発で見ることができなくなる

スイングトレードの目標値として、1年で△△万円を〇〇万円にするという目標があったのですが、口座がSBI証券とハイブリッド口座に分散してしまうため見づらくなりました。もともとはSBI証券口座に全て反映されるためいくらになったか、いくら増えたかを1発でみれたのですが、今は合計いくらになったかをいつも足し算してみています。

MoneyForwardMeとの連携に難あり(人による)

これは人によりますが、スイングトレードしながら、毎日MoneyForwardMEをみて、総資産の推移をニヤニヤしながらみている(減っていること多いですが。)私からすると、そこそこ困る点です。総資産に反映されない円残高が発生するタイミングがあります。土日に総資産を見たら100万円ぐらい減っており、めちゃくちゃびっくりしたことがありました。

SBI証券で株を売った場合、まずは一時的にSBI証券で日本円を所持することになります。これはMoneyFowardに反映されます。これは、「SBI証券 預金・現金・仮想通貨 / 預り金・MRF」という項目で反映されます。約定日と受渡日の差があるため、すぐにはハイブリッド預金口座に入ってこないんですね。そして、受渡日(前日?)になると、ハイブリッド預金口座に振替られるのですが、この際にギャップが生まれます。SBI証券口座側は振り替えたためお金は持っていない、一方でハイブリッド預金口座はまだ受け取っていないという状態です。まぁ当たり前と言えば当たり前なのですが、これが土日を挟んだりすると困るんですよね。土日にトレードの振り返りしようとすると非常にしづらいです。

もちろん同じ現象はクレジットカードを利用しているときも発生します。2,3日遅れて家計簿に反映されるので、今まさに持っている日本円を反映しているとは言えないですね。ただ、これが株式の売買だと少し困ります。額が大きいのと、クレカの買い物ではなくお金を増やすためにトレードしているためです。ちなみに、ハイブリッド口座を開設せずにSBI証券口座のみで完結させておくとこの問題は起きないです。

まとめ

住信SBIネット銀行のハイブリッド預金口座についてまとめてみました。私個人としては、ハイブリッド口座を解約しようと考えています。ハイブリッド口座は0.01%(2021/2現在)の金利ですが、これは例えば1000万現金として持っていたとしても年1000円です。個人的にはこの金利が上記で述べたデメリットに見合わないためですね。ただ、SBI証券口座で株を売買している方には基本的におすすめです。ただ、私みたいに特殊な人もいると思うので、ぜひ自分にあった方法を考えてみてください。今はそんなにお金ないけど株式で儲けたるぞ!、MoneyForward大好き!って方は向いていないかなと思いました。(MoneyForwardはある意味こういう複雑なものを管理するためにあるので皮肉ではありますが・・・。)

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